賃貸営業マンがこっそり教える。引っ越し初心者が失敗しない為のお部屋探しとは?①事前準備・心構え編

こんにちは、不動産ライターのたつや(@tatsuya286)です。

今回は、賃貸営業マンをしている私が、

その引っ越し勿体ない!損していますよー!

こう感じる事が多かったので、

引っ越し初心者が失敗しない為のお部屋探し!

このテーマについて包み隠さずお伝えしていきます。

こんな疑問はありませんか?

・理想のお部屋ってどうやって見つけるの?

・不動産会社の営業マンの提案してくる物件はお得なの?

・どうしたら住まいに満足できるの?

1つでも感じた事がある方にはお役にたてる内容になります。

お部屋探しを始める前の準備から、退去するまで、全部で10回に分けてお伝えしていきます。

お部屋探し前の心構えが最も重要!

何よりも大切なのは、

「なぜ、引っ越しをするのか?」

という事です。

 

部屋探しというと、

・理想の部屋の探し方!

・お得な引っ越し方法!

・不動産会社の選び方!

こういった内容をイメージされる方が多いです。

 

でも、全部、外部の情報ですよね。

引っ越しするのは、他でもない、

アナタ自身です!

 

つまり、自分自身で引っ越しする理由が明確になっていないと、

どんな素敵な不動産会社やお部屋が見つかったところで、本当に満足できる引っ越しはできません。

 

住まいは毎朝、毎晩接する非常に重要な要素です。

しっかりと自分と向き合う事から始めましょう。

引っ越しの本当の理由は何ですか?

「えっ、引っ越しするのに理由があるなんて当たり前じゃん」

こう感じる方が多いのではないでしょうか?

 

普段の生活でも、何の理由もなく行動する人はいないですよね?

毎朝、眠くても、疲れていても、きちんと起きて、着替えて、家の外に出られるのは、

会社に行く!

という明確な行動理由があるからです。

 

引っ越しも同じです。

気付いたら、引っ越ししてました!

何てことはないですね。

必ず、何か引っ越しをしないといけない理由があって行動しているはずです。

 

ただ、数多くの賃貸仲介を経験し、多くの方とお話することで、

引っ越しの本当の理由がはっきりしていない人が思った以上に多いのです。

例えば、

・就職、転職でやむを得ず引っ越しをする

・家族構成が変わって今の間取りだと都合が悪い

など、自発的に引っ越しするのではなく、

ライフスタイルの変化により引っ越しをしないといけなくなって引っ越しをする。

こういうケースも多いですよね。

 

また、自発的な理由があったとしても、

・何となく調子が悪いから環境を変えたいな。

・近隣との関係が良くないから引っ越しするか。

・みんなが憧れている高級住宅街ならどこでもいい。

こういった、理由はあるものの、何を求めて引っ越しをするのかが曖昧だったりします。

そうなると、引っ越しだから部屋は探さないといけないけど、

たくさんある住まいの中から、何を基準に選んでいいか分からなくなるんです。

 

理想を並べればきりがありません。

都心で、利便性があって、安くて、綺麗で、設備も良くて・・

というのは誰もが思う事ですが、

渋谷駅徒歩1分、築5年の築浅マンション、1LDK、家賃5万円!

こんな都合の良すぎる物件は普通には借りられません。

 

じゃあ、何を優先して選ぶべきか?

これは人それぞれ何に価値観を置くかによって変わります。

つまり、

万人にぴったりのお部屋はない!

あなたにとって理想の住まいとは何か!

これを見つけるのが大切なのです。

逆に言うと、ここを見つける為のお手伝いが、賃貸仲介の営業マンの仕事だと思うのです。

ですが、そんなことをせず、ただ内見についていくだけの営業マンは多いですね。

こんな仲介営業マンに相談しても時間の無駄!

不動産仲介は営業マンによって、満足度が大きく変わります。

なので、自分自身が明確な判断基準を持っていないと、

何となく営業マンに勧められたお部屋に決めてしまい、結果、後悔してしまうのです。

例えば、不動産賃貸の店舗に行った時の、営業マンとの会話をイメージしてください。

 

あなた:「こんにちは。引っ越しをしたくて部屋を探してるんですけど。」

営業マン:「ご来店ありがとうございます!それでは、こちらのシートにご希望のお部屋を書いてお待ちください!」

あなた:「理想の部屋かぁ・・家賃は安くて、駅は近くて、部屋は広くて・・」

あなた:「できました!」

営業マン:「ありがとうございます。さっそく調べますね!」

営業マン:「すみませんが、ご希望に見合うお部屋はありませんね。」

あなた:「そうですか・・」

 

いかがでしょうか?

こんな営業マン、不要ですよね!笑

 

これは営業マンの質問が悪いです。

希望を書いてくださいと言われたから希望を書いただけなのに、お部屋探しが一瞬で終わってしまいました。

これなら、家の中でスマホで調べていた方がマシです。

 

例えば、こういった会話ならどうでしょうか?

 

あなた:「こんにちは。引っ越しをしたくて部屋を探してるんですけど。」

営業マン:「ご来店ありがとうございます。今回は、どういった理由でお引越しを検討されているのですか?

あなた:「実は、職場が急に変わって、通勤に1時間以上かかるのが嫌なんです。」

営業マン:「1時間は大変ですよね。それでは、できるだけ職場に近い場所がいいですか?」

あなた:「いや、職場は新宿なのですが、住まいは閑静な住宅地がいいですね。家賃もあまり高いと厳しいので・・」

営業マン:「そうなんですね。それでは新宿駅へのアクセスも良い、中野区、杉並区などはどうですかね?」

あなた:「ちょうど検討していました!ただ、勤務先が新宿駅から東口方面に10分くらいあるので、出口が近い方が嬉しいですね。」

営業マン:「新宿駅東口から10分だと、新宿三丁目駅の方がスムーズかもしれませんね。副都心線で豊島区、練馬区なども、家賃相場、住環境からもおススメですよ。」

あなた:「そうなんですね!では、そのエリアでも探してみてもらえますか?」

いかがですか?

きちんと会話ができていますよね。

自分自身では気付けない部分に気付けるからこそ、プロである不動産仲介の営業マンに会う価値があるのです。

 

とはいえ、営業スタイルは人、会社によって異なります。

会話をせずにどんどん提案してくる方もいるでしょう。

どんな状況でも振り回されず、自分自身の判断基準を持っている事が重要です。

最低限、理想の住まいに対しての考え方を持ってお部屋探しに挑みましょう!

 

事務手続きしかしてくれない営業マンに当たったら、さっさと帰りましょう。

正直、スーモに直接聞いた方がスムーズです。笑

お部屋探しは恋人探しと同じ!

お部屋探しは、理想のパートナーを探すのとよく似ています。

「理想のパートナーは?」

と聞かれると、

美人で、

優しくて、

愛嬌があって、

俺のことだけを大切にしてくれて・・

なんて、いくらでも希望、願望はでてくると思います。

ですが、実際に付き合うパートナーは、元々の理想像と全く違う事もあるでしょう。

誰もが皆、高級ホテルのようなタワーマンションに住みたい訳ではないはずです。

郊外の自然あふれる落ち着いたアパートや、

逆に、職場近くで電車いらずのワンルームマンションが合うという方もいるでしょう。

良い部分しかない人がいないように、

良い部分しかないお部屋もないという事です。

 

そもそも良いか悪いかは受け取り手によって異なります。

日当たりの良い南向きの部屋は人気ですが、

道路からの視線が気になるからと北向きの部屋を選ぶ方もいます。

あなたにとって、住まいに求めるものは何か?

自分の生活がより良くなるには、どんな住まいが良いか?

ここをじっくり考えてみましょう。

ポイントは自分自身に語りかけてみる事です。

・なぜ引っ越すのか?

・どんな住まいだと幸せか?

・逆に、こんな住まいだと不幸なんじゃないか?

こういった事をしっかり考えましょう。

 

今の住まいに満足している部分と、不満な部分を書き出してみるのも良いですね。

ここが決まれば、お部屋探しの8割は成功したといっても過言ではありません。

 

色んな部屋を見て目移りする事も減りますし、

変な営業マンのトークに押し切られてしまう事もありません。

ぜひ、自分自身の理想の住まいについて考えてみてください。

 

次回は、

お部屋探しで大切な初期費用・手数料

こういった、お金の流れについてまとめていきます。

→賃貸営業マンがこっそり教える。引っ越し初心者が失敗しない為のお部屋探しとは?②初期費用・手数料編

 

どんなに理想の部屋であったとしても、

できるだけお得に引っ越ししたいですからね!

 

それでは次回もよろしくお願いします!

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たつや@3年後にサイドFIRE

個人向け営業10年以上 【コンセプト】営業が幸せだからこそ、お客様を笑顔にできる。 【経歴】新卒で同期最下位のダメ営業マン→退職してフルコミ営業→30代で無収入、無貯金→未経験の不動産業界にて2回転職→大手企業の営業マンとして管理職に昇進→営業マンにとって役に立つ情報を発信しています。