こんにちは、不動産ライターのたつや(@tatsuya286)です。
今回は、引っ越し初心者が失敗しない為のお部屋探し。
お部屋の内見です!
前回、大切なパートナーである不動産会社の選び方についてお伝えしました。
→賃貸営業マンがこっそり教える。引っ越し初心者が失敗しない為のお部屋探しとは?④会社の選び方編
実際に部屋の中を見る内見は、希望のお部屋かをチェックする重要な局面です!
こんなに手間暇かけて見つけたんだから・・と、良いところばかり見てしまってはいませんか?
今回は失敗しない、お部屋の内見についてまとめていきますね。
・内見で何をみたらいいの?
・見落としがちな内見ポイントは?
・内見したら申込させられそう・・
1つでも気になる事があった方にはお役にたてる内容になります。
それではお部屋の内見をしにいきましょう!
いざ、内見に行こう!その前に・・
さてさて、お部屋探しの中でも、特に楽しいのが内見です!
お部屋探しはパートナー探しと同じですからね。
気になったパートナーと初対面するのが内見です。
良い部分はもちろん、気になるところ、譲れない部分もちゃんと確認していきましょう!
内見ってそもそも何?
賃貸で家を借りた事が無いと、内見という言葉はあまり聞きなれないかもしれません。
お部屋の中を見学するという事で、内部見学、または内覧という呼ばれ方をします。いくら条件が良くても、できれば中を確認してから申込したいですよね。その為、お部屋探しにおいても重要なのが内見になります。
内見をしないと申し込みをさせてくれない不動産会社も多いです。
それだけ、重要な項目という事です。
逆に、内見をして気に入った場合、その場で申し込みというケースも多いです。
すぐに内見をできない場合もありますが、契約前に、何かしらの方法で内見の場を設けてくれます。
①入居者がいて内見できない場合
入居者が入居中の場合、退去後に内見する事があります。
事前に申し込みをしている場合、契約日時が近くなってるケースが多いので、クリーニングなどの内装前に内見する事もあります。
なので、内見時にはどういったクリーニングがされるかを確認しておくとよいでしょう。
②建物自体が建築中の場合(新築物件・改装物件など)
室内を見るのが難しい場合、別のショールームを見せてもらえたり、改装前の室内写真を確認する事で物件を選び、完成後、契約直前に室内確認をするというケースもあります。
新築であっても、改装であっても、基本的に室内は良い状態になっています。
なので、気になる部分があれば、その場で確認、写真を撮影するなど記録しておきましょう。
③契約前に内見ができない場合
あまりオススメではありませんが、事情があって契約前に内見ができない事もあります。
・急いで引っ越しをしなければならない。
・仕事が忙しくて内見する時間が確保できない。
・遠方に住んでいる為、何度も現地に向かえない。
この場合、契約当日や前日に内見してそのまま契約をする。
もしくは、内見をせずに契約をして、イメージと乖離があっても解約をしないという一筆を書いた上で契約という事もあります。
状況によって時間を確保するのが難しいことがあるとしても、極力、契約前には内見をしておくのが良いでしょう。
内見に持っていくアイテムはこれだ!
内見は手ぶらでいく事ができます。
ですが、事前に準備をする事で、より有意義な内見にする事ができます。
以下、内見時にあると便利なアイテムをまとめましたので、参考にしてみてください。
・図面
基本的には不動産会社の営業マンが持ってきてくれます。
むしろ、持ってこない営業マンはほとんどいないでしょう。笑
ただ、忘れてしまう。もしくは複数人の内見の場合、
持参しておく方が良いでしょう。
実際の室内と、図面の内容に違いが無いかをチェックする事ができます。
・カメラ
新築であったとしても、何かしらの不具合がある可能性はあります。
内見時に気になる部分はきちんと写真で撮影しておきましょう。
退去時の敷金精算はもちろん、入居前の最終チェックをしてもらう場合など、きちんとした証拠があると話がスムーズです。
壁の傷なども、受ける印象は個人差がありますので、カメラは内見の必須アイテムと言えるでしょう。
デジカメなどなくても、スマホで撮影すれば問題ありません。
マナーとして、撮影前には内見に立ち会っている営業マンに声をかけてあげてくださいね。
・メジャー
家具や家電を持ち込む予定であれば、きちんとイメージ通りに配置できるかを確認しましょう。
おおよその広さは図面でも分かりますが、やはり現況優先になりますので、内見時に採寸した方が良いでしょう。
後日、営業マンに依頼できる場合もありますが、実際に内見している際に採寸した方が安心です。
・家具の寸法
内見の際に、思った通りに家具が置ける間取じゃなかったという場合もあります。
その際に、その場で配置を再検討できるように、大きな家具については事前に採寸して確認できるようにしましょう。
横幅と奥行を確認しておけば、内見時に家具の配置を検討する事もできます。
・筆記用具
気になったことは図面やノートなどに、どんどん書いておきましょう。
内見の際は確認項目が思ったよりも多くなるので、気になったらメモの精神でいきましょう。
・方位磁石
図面にもおおよその方位は記載されていますが、より正確に確認する為には持参しても良いでしょう。
スマホのアプリで簡易的な方位磁石もありますので、事前にダウンロードしておきましょう。
・懐中電灯
仕事などで夜に内見する場合はあった方が良いです。
電気がつく場合が多いですが、退去直後で、電気が止まっている場合もあります。
真っ暗な中、スマホで照らしながら内見するのは大変なので、夜遅い場合は準備しておくのが良いですね。
内見のチェックポイント
事前に確認しようと思っていても、いざ内見に行くと漏れてしまう事もあります。
内見時のチェックポイントを確認して、内見後に後悔しないようにしておきましょう。
・日当たり
内見時に最も確認した方が良いポイントの1つですね。
バルコニーが南向きだとしても、南側の建物や、近隣の住環境によって陽当たりは大きく変わります。
逆に、北向きだったとしても、前の道路が広くて、思ったより日当たりが良いお部屋もあります。
・玄関、廊下、室内、風呂場などへの導線
単身住まいなら気にならないですが、カップル、もしくはファミリーの場合は意外に大切なポイントです。
間取はイメージ通りだとしても、実際に利用してみると、日常生活のちょっとしたストレスになることもあります。
例えば、トイレやお風呂場から廊下に出る際、キッチンで作業している人に扉がぶつかってしまうなど、些細な事でも積み重なるとストレスの原因になります。
内見の際に、いろいろな日常生活のシチュエーションをイメージしながら、実際に移動してみましょう。
・コンセント
コンセントを含めた間取確認は重要です。
せっかくの新居なのに、延長コードばかり目立っては嫌ですからね。
室内はもちろん、キッチンや洗面台のコンセントの位置も確認しましょう。
キッチンの冷蔵庫置き場の高い部分にコンセントがあったりすると、炊飯器や電子レンジのコードが絡まらず便利だったりします。
また、玄関口にコンセントがあれば、玄関にアロマディフューザーを設置するなどもできるでしょう。
各箇所のコンセントは見落とさずに確認しておきましょう。
・バルコニー、窓からの眺望
日当たりと合わせて確認しておきたい部分です。
バルコニーや窓から景色が良いかはもちろん、周囲の住宅から見られるかどうかも大切です。
バルコニーの日当たりがよくても、向かいのアパートの通路から丸見えだと、洗濯物も干しにくかったり、気軽にカーテンを開ける事ができません。
室内からの眺望はもちろん、外からどう見えるかも合わせて確認しておきたいですね。
・防音性
内見の時間帯によっては、室内が静かであっても、朝方や夜中、近隣の方の生活音が良く聞こえてしまう事もあります。
内見時、立会いしてくれる営業マンに依頼をして、部屋の外からスマホを鳴らしてもらったり、声を出してもらうなどして、防音性の確認をするのがおススメです。
せっかく寝室にこだわって引っ越ししたのに、隣の部屋のおじさんのいびきが毎日うるさい・・
何て悲しいことが起きないように気を付けましょう。
・スマホの電波
都心部であったとしても、自分が使っているスマホの電波に問題がないか確認しておきましょう。
場所によって電波状況は変わりますので、室内の色々な場所でスマホを確認するのが良いです。
・共用部分
エントランスや駐輪場、ゴミ捨て場やエレベーターなど、賃貸の場合、他の入居者と共用で利用する共用部分も確認しておきましょう。
共用部分も、実際に生活する事をイメージして確認するのがおススメです。
内見時に申し込みを迫られない為のコツ
お部屋探しの中でも楽しい内見ですが、内見が不安だという声も良く聞きます。
内見後、申し込みを迫られるのではないか・・
という事です。
営業マンからすると、内見時ほど営業するチャンスはありません。
担当によっては申込するまで返さないという勢いで迫られる事もあります。
最後に、内見時に過度な営業をされない為のコツをお伝えします。
①内見予定が別にあるので当日に即決できません
内見の前日、もしくは当日など、別の内見予定があるという事を伝えておく方法があります。
事前に予定を伝えておく事によって、内見後、スムーズに退出する事ができます。
営業マンによっては、
「別の物件も私が案内しますよ!」
と、グイグイ来られるかもしれませんので、
「すでに管理会社に予約を取って頂いているので、申し訳ありません。」
このように、きちんと伝えておけば大丈夫です。
②明日の朝(夜)にもう一度、周辺を確認しにいきます
朝と夜では環境がガラリと変わる事もあります。
日中、閑静な住宅地だと思ったら、夜は騒音がひどくなるなど、時間帯によって住まいも変化します。
別の時間帯も確認する旨を伝える事で、申込に対して前向きであると伝わると同時に、その場では申し込みをしないという事をやんわり伝えられますね。
③家族、友人に一緒に立会いしてもらう
1人だと、どうしても押しに負けてしまいそう・・
そういった不安があれば、家族や友人に立会いをしてもらうのも良いでしょう。
第三者であれば、客観的に良い部分、気になる部分も指摘しやすいです。
特に女性一人の内見の場合、室内で営業マンと2人だけになる事に抵抗がある方もいます。
可能であれば、誰かと内見にいければ安心して室内を確認できますね。
補足:万が一、嫌なのに申し込みをしてしまったら・・
どうしても断りきれずに申込書を書いてしまう事もあるかもしれません。
営業マンによっては、
「念のため申込書を書いておいてください!」
「他の人に部屋を取られないように申込を入れるだけなので、後でキャンセルしても大丈夫です!」
こういったクロージングをしてくるケースもあります。
管理会社は申し込みが入ったら審査に入り、他の募集はストップします。
「とりあえず申込をする」というのは不動産業界ではあまり良くは思われません。
時間がたって、やはり申し込みをキャンセルしたい場合、早めに不動産会社に連絡をしましょう。
その際、担当の営業マンに直接伝える必要はありません。
店舗に連絡して受付の方に伝えるか、メールで申し込みを取りやめたい意志を伝えるだけでも大丈夫です。
営業マンによっては善意のつもりでも、受け取るあなた自身が不快に思ってしまう事もあります。
申込した内容に気乗りしないのであれば、できるだけ内見時、丁寧に断ってあげてくださいね。
内見は行く前に勝負が決まる!
ここまで内見における注意点をお伝えしてきました。
実際に、内見というのは事前の準備ができていれば、後は確認するだけです。
何しろ、事前にたくさんある部屋から厳選して内見を決めている訳ですからね。
お部屋に対する明確な理想があって、その希望に見合った部屋ですので、確認項目をきちんと抑えておけば間違いありません。
本当に良い部屋なのかな・・
何て不安に思わず、
どんなに素敵な部屋なんだろう!!
ワクワクした気持ちで内見を楽しんでくださいね。
次回は、
お部屋の申込です!
申込前は最高の交渉のタイミングです!
入居条件をきちんと確認して申し込みに臨みましょう!
それでは次回もよろしくお願いします!
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