資産価値を高めよう!リフォームとリノベーションの違いとは?

こんにちは、不動産ライターのたつや(@tatsuya286)です。

 

中古物件の資産価値を上げる為に、

リフォームやリノベーションを活用される方が増えてきています。

 

人口減少の時代を迎えるにあたって、

新築をバンバン建てるのではなく。

 

すでに建築されている建物の資産価値を向上させる、

リフォーム、リノベーションに注目されるのは自然な事だと思います。

 

ですが、

リフォームとリノベーションって同じような意味で使われる事が多いです。

何となく、似たような意味な印象はありますよね。

 

今回は、リフォームとリノベーションの違い。

また、そのメリット、デメリットをまとめていきます。

リフォームとリノベーションの違いとは?

まずはリフォームとリノベーションの違いから確認していきましょう。

リフォームとは?

リフォームとは、入居者が住む前の状態に戻す。

つまり、原状回復する際に行われる工事の事です。

壊れた部分を直したり、老朽化している設備を交換したりと、

マイナスをゼロにするという意味合いで使われます。

リノベーションとは?

リノベーションとは、より良い設備を設置したり、大規模な工事を行う事で、

新築同様、もしくは、新築物件よりも室内の価値を高める工事になります。

ゼロからプラスに高めていく工事の際に、リノベーションと言われます。

リノベーションを効果的に活用する事で、

中古の築古物件であったとしても、資産価値の高い物件にする事も可能なのです。

リノベーションのメリット

リノベーションを行う事によって、様々なメリットがあります。

新築を建てるよりも安い

新築物件の購入に比べると、中古物件の購入費用とリノベーション費用の方が、安く抑えれる場合が多いです。

・できるだけ綺麗な設備の物件は欲しいけど、費用は抑えたい・・

そういった場合、リノベーションを視野に入れて物件を探すのが良いでしょう。

立地の選択肢が広がる

都心部で不動産購入を検討している場合、

立地の問題に悩まされます。

・駅チカの物件ニーズが高いが、すでに老朽化した物件ばかり・・

その為、駅チカの古い物件を購入して、リノベーションをする事で、

立地の良い場所に資産価値の高い物件を保有する事ができます。

 

周辺に老朽化した物件が多ければ、多いほど、

差別化もできますから、賃貸の際にも際立ってくれるでしょう。

リノベーションのデメリット

メリットの多いリノベーションですが、気を付けなくてはならない部分もあります。

建物の耐久性に問題は無いか?

リノベーションをして室内や外観が綺麗になったとしても、

建物自体の築年数が減る訳ではありません。

 

特に注意したいのが、1981年以前に建築されたマンションの場合です。

 

1981年6月以降、新しい建築基準法によってマンションが建てられていますが、

それ以前の場合、旧耐震で建築されている為、耐震性に問題がある可能性があります。

 

耐震性に問題アリとなってしまうと、ニーズは下がりますし、資産価値も下がってしまいます。

何より、銀行融資が利用しにくくなってしまいますので、資産の流動性が低下してしまいます。

築年数には気を付けてリノベーション物件を探しましょう。

リノベーション費用の調達金利はどうか?

中古物件を購入してリノベーションするとなると、

リノベーション費用は、建物購入と別で調達しなくてはならない場合があります。

そうなると、資金の調達金利が高くなってしまう可能性があります。

融資金額に対して、思ったよりも月々の支払いが多くなってしまったとならないように気を付けましょう。

リノベーション物件は販売しやすい?

マンション売買の現場において、リノベーション物件は反響が取れやすいです。

実際に、不動産業者に相場を聞いてみても、

リノベーション済みというと、販売価格が数百万上がった査定をしてくれる事が多いですね。

 

リノベーション歴があるかないかで、販売価格が大きく異なりますし、

販売する営業マンもセールスポイントになるので、買いたい方に提案しやすいですからね。

 

不動産投資として築古物件をリノベーションして保有しておく事は、

賃貸はもちろん、将来的に売却する際にも強みを発揮してくれます。

 

ただ、癖の強いリノベーション物件は敬遠される事もあるので注意しましょう。

自分が一生住む前提なら、自由度が高くていいですが、

賃貸や売却も必要になる不動産投資としてリノベーションをするのであれば、

王道の間取りやデザインにするのが間違いないですね。

時代のニーズに合ったリノベーションをしよう

リノベーションをして物件の資産価値を高める事は、

成功すれば大きなメリットになりますが、同時にリスクもあります。

 

リノベーションをしてみたが、思ったよりもニーズが無かったり、

予想以上に費用が掛かってしまう事などもあるからです。

 

一概に正しいリノベーションというのはありませんので、

エリアのニーズに合わせて、適切に活用していくのが良いでしょう。

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たつや@3年後にサイドFIRE

個人向け営業10年以上 【コンセプト】営業が幸せだからこそ、お客様を笑顔にできる。 【経歴】新卒で同期最下位のダメ営業マン→退職してフルコミ営業→30代で無収入、無貯金→未経験の不動産業界にて2回転職→大手企業の営業マンとして管理職に昇進→営業マンにとって役に立つ情報を発信しています。