賃貸営業マンがこっそり教える。引っ越し初心者が失敗しない為のお部屋探しとは?③物件検索編

こんにちは、不動産ライターのたつや(@tatsuya286)です。

今回は、引っ越し初心者が失敗しない為のお部屋探し。

お部屋探し編です!

前回、引っ越しにかかる初期費用や手数料など、お金についてお伝えしました。

→賃貸営業マンがこっそり教える。引っ越し初心者が失敗しない為のお部屋探しとは?②初期費用・手数料編

 

ワクワクする理想のお部屋探しも、忙しい日々の中、3ヶ月も続いたらどうでしょうか?

 

今回は理想のお部屋に効率よく出会う為のポイントをお伝えしていきます。

こんな不安はありませんか?

・部屋が多すぎでどうやって探していいか分からない・・

・希望の物件が見つかっても、内見前に申し込みが入ってしまう・・

・実は不動産会社の営業マンが、良いお部屋の情報を教えてくれていないのでは・・

1つでも感じた事がある方にはお役にたてると思います。

それでは楽しいお部屋探しをスタートしましょう!

お部屋探しをする際、店舗には行かない!

理想の住まいがイメージできて、お金の流れも理解できたら、後はお部屋を探すだけ!

さぁ、駅前の賃貸店舗にいこう。

と、行動したくなる前に、

あなたはなぜ、忙しい中、店舗に足を運ぶのですか?

 

テレビCMや広告のイメージもあり、まずは店舗に行ってお部屋探し!

という方が多いですが、そんな必要はありません!

 

例えば、理想の住まいが全くイメージできなかったり、初めて行くエリアで土地勘が全くないのであれば、

地元の賃貸店舗に行って、色々と相談することで発見がある事もあります。

つまり、状況や目的に応じて、ネット検索や賃貸店舗を活用する事で、効率よく理想のお部屋が探せるのです。

理想の部屋が明確ならネット検索で十分

すでに理想のお部屋がイメージできているのであれば、お部屋探しはネット検索からがおススメです。

希望の住まいを明確にするのが、引っ越しを成功させる最も大切な事ですからね。

→賃貸営業マンがこっそり教える。引っ越し初心者が失敗しない為のお部屋探しとは?①事前準備・心構え編

 

実際、駅前の不動産屋に行って何をしますか?

→お部屋の希望条件を伝えます。

 

スマホでスーモの画面を開いたら何をしますか?

→お部屋の希望条件を入力します。

 

はい。

やる事は全く同じです!笑

 

星の数ほどある賃貸物件を絞り込んでいくのには多少時間がかかります。

まずは空き時間などを活用して、実際のお部屋の条件や図面などをみていきましょう。

1件も検索にヒットしない場合、優先順位を考えなおそう

希望家賃、エリア、間取りをすべて入力して検索したら、検索0件という方もいるでしょう。

もしかしたら、理想が高すぎるかもしれないですね。

 

お部屋探しは基本的に3つの要素が重要になります!

・費用(家賃、共益費など)

・立地(最寄駅の規模、利便性、駅からの距離など)

・間取(単身用1R、ファミリー用LDKタイプなど)

 

不動産業界で良く言われる、3Pを確認していきましょう。

不動産における3Pとは?

・費用(Price)・場所(Place)・企画(Plan)の頭文字をとって3Pです。この3つのバランスが大切になります。

あり得ないくらい安く!ターミナル駅目の前!広々として3LDK!

など、理想を突き詰めすぎても、該当するお部屋は見つからないでしょう。

 

かといって希望を下げすぎるのも嫌ですよね・・

その場合、検索する具体的な方法をお伝えします。

①希望条件はそのままで、家賃上限をなくしてみる!

誰もが重視する家賃の上限をなくして検索してみましょう!

 

世の中、色々な部屋があるもので、

都心の一等地、間取り250㎡の4LDK、家賃150万円

という賃貸も普通にあります。

子供がいるファミリーの賃貸間取は50~60㎡くらいあれば理想的と言われています。

5世帯暮らせますね。笑

 

賃料に関しては、給料明細と見比べて検討してみましょう。

気分が悪くなるので、実際にやらない事をおススメします!笑

 

ポイントは、

自分の希望条件を叶える部屋は、いくらくらいの家賃相場なのか?

これを確認することにあります。

・5000円~10000円くらい予算をあげれば見つかりそうなのか?

・少なくとも20000円は予算の見直しが必要なのか?

そういった事が分かれば、理想と現実とのギャップを埋めていく事ができます。

②家賃を含めた希望条件はそのままでエリアの制限をなくしてみる

次におススメなのはエリアに拘らないという事です。

自分が知っているエリア、住んでいるエリアなど、馴染みのある土地や駅に固執してしまうと、なかなか物件が見つからない事があります。

特に都心の場合だと、沿線が多いので、エリアの制限を無くすことで一気に物件が見つかる事があります!

 

例えば、勤務先が新宿駅の場合。

使い慣れた東京メトロ丸ノ内線沿線で探していたら、希望に見合う部屋が1件もない!

けれども、住所の制限を外してみたら、都営大江戸線沿いや小田急線沿いで、同じくらいの通勤時間で希望に見合う物件がどんどん出てきた!

なんて事は良くあります。

 

・自分が住まいに求める優先順位を明確にする。

・3Pを中心に優先順位の低い部分から条件を広げていけく。

そうする事で、きっと理想の住まいが見つかるでしょう。

おとり物件に注意!

おとり物件という言葉を聞いたことがありますか?

簡単に言うと、まき餌のことです。

 

不動産業界で、未だになくならない問題点の1つに、おとり物件があります。

おとり物件の仕組みは非常にシンプルです。

①インターネット上に条件の良い、申し込み済の物件が掲載されている。

②興味を持った人が不動産会社に問い合わせをして、店舗に行く予約を取る。

③店舗に行ってみると、「つい先ほど、申し込みが入ってしまったんですよ~!」

④「ですが、近い条件の物件資料がありますのでこちらにどうぞ。」

という流れです。

 

なので、理想のお部屋がネット上に掲載されていたからといって、油断してはいけません。

スーモやホームズなど、大手サイトでは、取り締まりが強化されていますが完全ではないです。

 

意図的に掲載している悪質なおとり物件もあれば、申し込み後、掲載が落ちるまでの間に問い合わせをしてしまうという事もあるでしょう。

実際に仮申込から審査期間中は、いちいち掲載を落とさない事が多いです。

なので、ネットに掲載がある物件=募集中の物件と決めつけないようにしましょう。

 

不動産会社に到着してから、物件がなくなったという報告をする営業マンは疑ってかかる事をおススメします。

おとり物件を避ける秘策、現地待ち合わせ。

おとり物件を避けるにはどうしたらいいか?

その秘策の1つが、

現地待ち合わせです。

 

店舗に行ってしまうと、せっかく来たのだから・・と話を聞きたくなってしまいます。

理想の物件が明確であれば、ピンポイントに絞って内見に行けばいいだけの事です。

これだけで、不動産会社の営業マンが信用できるかも分かります。

 

あなた:「東京メトロ東西線、東陽町駅から徒歩10分のお部屋を内見したいのですが、仕事と終わりに現地待ち合わせでお願いできますか?」

営業マン:「もちろんいいですよ!仕事終わりなら19時くらいが良いですかね?事前に鍵の手配をしておきます。」

 

このように内見の手配をしてもらえれば、おとり物件である可能性は少ないでしょう。

営業マンも、わざわざ現地まで足を運んで、

「実はすでに申し込みが入ってしまいまして内見できません!!」

何て言いたくないでしょうからね。

本当に申し込みが直前で入った場合、電話かメールで報告があるでしょう。

 

逆に、

あなた:「JR総武線、高円寺駅から徒歩10分のお部屋を内見したいのですが、妻と内見に行きたいので日曜に現地待ち合わせでお願いできますか?」

営業マン:「いえいえ、現地待ち合わせではご案内できませんので、まずは店舗に来てもらえますか?」

あなた:「う~ん、予定があるので、現地待ち合わせが助かるのですが・・」

営業マン:「内見には事前予約が必要ですし、お客様に申込書を記入してもらわないといけません!内見の規則なので、まずは店舗に来てもらわないとご案内はできませんよ!」

あなた:「そうなんですか・・分かりました・・」

 

これはおとり物件の可能性大ですね!

本当に事前に申し込みが必要なら、メールで書面を送ればいい訳ですし。

現地待ち合わせに何かしらの不都合があると考えた方がいいですね。

 

このようにしておとり物件を事前に回避する事で、不要な手間暇を減らす事ができます。

 

理想のお部屋との出会いは、どんなにネットが進化しても、一期一会の出会いです。

ぜひ、希望に見合うお部屋を見つけ出してくださいね!

 

次回は、

不動産会社の選び方です!

 

お部屋が見つかった後、どこの不動産会社に依頼するのがいいか悩みませんか?

駅前の華やかな店舗がいいのか、昔からある地元の不動産屋がいいのか。

安心感のある大手管理会社?それとも、融通が利きそうな仲介会社?

 

内見から契約、場合によっては入居後のアフターフォローもお付き合いが続きます。

担当営業マンに問題があると、満足できる引っ越しができない可能性が高まります。

不動産会社、担当の営業マンを選ぶポイントをお伝えしていきますね。

→賃貸営業マンがこっそり教える。引っ越し初心者が失敗しない為のお部屋探しとは?④会社の選び方編

それでは次回もよろしくお願いします!

The following two tabs change content below.

たつや@3年後にサイドFIRE

個人向け営業10年以上 【コンセプト】営業が幸せだからこそ、お客様を笑顔にできる。 【経歴】新卒で同期最下位のダメ営業マン→退職してフルコミ営業→30代で無収入、無貯金→未経験の不動産業界にて2回転職→大手企業の営業マンとして管理職に昇進→営業マンにとって役に立つ情報を発信しています。