配当金を目的に投資を始める人にとって、毎月1万円というのは1つの中間目標ではないでしょうか?
配当金が毎月1万円という事は、税引き後12万円になりますので、年間配当金が10万円を超えてきます。
毎月1万円から始まり、配当金が毎月2万円、毎月3万円、毎月5万円と目指していけるのです。
さて、実際に配当金を毎月1万円手に入れるにはどうしたら良いのでしょうか?
今回は、配当金を毎月1万円得るためには、いくら投資すればいいのかという内容をお伝えしていきます。
毎月のお小遣いを、何とか1万円増やしたいなと思っている人は参考にしてみてくださいね。
目次
そもそも配当金ってどうやって貰えるの?
そもそも配当金はどのようにして貰えるのでしょうか?
一般的に、配当金とは「企業が物やサービスを売って稼いだ利益の一部を、株主に支払うもの」といえます。
「株式を買う=企業に出資をする」ということなので、出資者として企業の利益の一部を配当金として受け取ることができるのです。
全ての企業が配当金を支払っているわけではないですので、配当金生活を目指すのであれば、配当金を長期的にもらえる企業の株を買う必要があります。
日本株だけではなく、海外の株式を買ったり、投資信託を買って分配金を受け取るという方法もありますね。
つまり、配当金を毎月1万円手に入れるには、配当金を支払ってくれる企業の株主になる必要があります。
配当金を毎月1万円手に入れるにはいくら必要なの?
結論としては300万円から600万円が必要になります。
配当金は、保有している株式の配当利回りによって決まります。
例えば、税引後3%の配当利回りで月1万円得ようとすると400万円が必要になります。
計算方法はシンプルに、
400万円×3%(利回り)=12万円/年間
年間12万円の配当金を受け取ることができれば、毎月1万円の配当金になります。
投資初心者にとっては、いきなり400万円というと敷居が高く感じてしまいますね。
もう少し金額を少なくしたいのであれば、配当利回りの高い株式に投資するという選択肢もあります。
例えば、税引後5%の配当利回りで月1万円得ようとすると240万円で達成できます。
- 税引後配当利回り2%→600万円
- 税引後配当利回り3%→400万円
- 税引後配当利回り4%→300万円
- 税引後配当利回り5%→240万円
- 税引後配当利回り6%→200万円
1%の違いで、投資金額に100万円以上の差になってくるのです。
配当利回りが高くなればなるほど、リスクも高くなっていきますので、
配当金を毎月1万円手に入れるには300万円から600万円必要と考えておくのが良いでしょう。
配当金にも税金がかかるの?
配当金は配当所得になりますので、税金がしっかりかかります。
配当金にかかる税金は20.315%になります。
内訳は所得税が15%、住民税が5%、復興特別所得税が0.315%
配当控除がなければ、年収に関係なく一律で差し引かれていくのです。
税引後配当利回り3%を目指すのであれば、配当利回りとして約3.77%が必要になってくるという事です。
配当金に課税される税金も考えて株式投資をしていく必要があります。
配当金にかかる税金を減らす手段として、NISA(ニーサ)を利用するという事ができます。
NISAは税金を優遇してくれる制度になるので、興味のある方は詳しく解説している記事を参考にしてみてくださいね。
→つみたてNISAと一般NISAの違いと選ぶポイントを解説!
少しでも早く配当金を毎月1万円手に入れるためには?
配当金1万円の生活を達成する為には、まとまった資金が必要になります。
税引後の配当利回りを3%だと考えても、400万円を投資する必要があります。
投資初心者でいきなり400万円分の株式を購入するのはリスクもありますし、そんなに大金は用意できない!という方が多いのではないでしょうか。
リスクを分散しながら、投資に慣れていくために、長期的に積立や運用をしていく必要があります。
毎月、決まった金額を積み立てしていくというのが王道になりますが、少しでも早く配当金1万円生活に近づく為には複利の力を活用するのが大切です。
手に入れた配当金は再投資をする
配当金を毎月1万円手に入れるためには、少しずつ株式に投資をしていく必要があります。
毎月1万円に達成する前、1株保有しているだけでも配当金を受け取ることができます。
配当金を受け取ったら、配当金を株式に再投資することで加速度的に資産を増やしていくことができるのです。
もちろん、投資金額が少ないうちは配当金も少ないですので、資産がどんどん増えている!という実感は得にくいかもしれません。
しかし、長く運用を続けていくことで、リスクを分散しながら大きな違いが出てくるのです。
配当金生活を目指すためのお金がない場合
残念ながら、お金がある人の方が圧倒的に有利なのは事実です。
毎月1万円ずつ株式を買って、再投資をしていくのに比べて、
毎月100万円ずつ株式を買って、再投資していく方がとんでもないくらいに差がでてきます。
この悲しいけれど、残酷な事実を受け入れた上で、配当金生活を目指すかどうかが最初の選択肢になります。
確かに、お金がある人の方が有利です。
しかし、お金がないとしても、資産運用という現代の武器を活用することでお金持ちに近づくことができます。
サラリーマンが少額からであっても、資産運用を始めるべき理由を知りたい方はこちらを読んでみてください。
配当金を毎月1万円を目指すために
配当金で毎月1万円を得るためには、
・300万円から600万円の投資資金で
・税引後配当利回り2%~4%の株式を買う
まとまった資金で、配当株を買う必要があります。
配当金生活を目指すというのは、長期的に投資を続けていく事で、少しずつ資産を増やしていくという戦略になります。
短期間で大儲けしてお金持ちを目指すという戦略ではないという事です。
チャートを見ているだけで上がる銘柄を発見できる天才トレーダー。
もしくは、ありあまる資金を武器に金融商品を買いまくれる資産家でないのであれば、着実に積みあげていける長期投資を行っていくのが堅実な資産運用といえるでしょう。
まず1歩目を踏み出さない事には何も始まりません。
現代は、誰でも、少額からでも資産運用を始めることができます。
夢の配当金生活に向けて、資産を増やしていける30代サラリーマンを目指していきましょう!
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