こんにちは、不動産ライターのたつや(@tatsuya286)です。
今回は不動産投資における資格取得についてお話していきます。
結論から先にお伝えすると、
不動産投資は資格を取得しないでも問題ありません。
正確に言うと、
資格を取得する為に時間を使うなら、もっと効率よい時間の使い方がある
このように思います。
とは言うものの、私は宅建士とFPの資格を取得しました。
取得した当時は嬉しかったですし、これでようやく一人前かと思いました。
ですが、、
実際に現物を見ると、知らないことだらけで何にも分かりませんでした。泣
もちろん、不動産投資には専門的な知識や用語を知っておく必要があります。
知識の有無で何百万、何千万と利益がでたり、損失を防いだりできる世界ですからね。
ただ、その為に資格取得をゴールにするべきかと言われると、別の方法があるのでは?と感じるのです。
今回は、不動産投資に関係する資格の紹介と、成果をだす為に何を選択するべきかについてまとめていきますね。
目次
不動産投資において資格はなくていい
不動産投資を始める為に、特別な資格が必要というルールはありません。
また資格というのは実務を行う為に必要なものであって、空室を埋める方法も、利回りを高める方法も載っていません。
不動産投資を考える多くの方の目的は、不動産投資を通して利益を得る事だと思います。
不動産について深い知識を得たいという人は少数派ではないでしょうか?
資格が不要とはいわないけど、必要ではない
不動産に関する資格が全く役にたたないとは思いません。
宅建の勉強をしていたからこそ、理解が早かったなと思う事は沢山あります。
ですが、不動産投資をする為に、1から勉強して自分で取得する必要はないと思います。
ポイントは、
自分で資格を取得する必要がない。
という事です。
不動産投資は個人戦ではなくチーム戦です。
分からない事は資格を持っている人に聞ければいいのです。
取得する時間がかかりすぎる
資格は取得して損はありません。
将来的に不動産業界で仕事をする事を考えているのであれば、取得しておけば収入アップにも繋がりますからね。
ただ、不動産投資で成果をだすことが目標であれば、資格取得にこだわるのは時間がもったいないです。
不動産投資に関わりのある資格をとろうと思ったら、
・宅建士
・簿記
・不動産鑑定士
・FP
・マンション管理士
・ホームインスペクター
・etc
切りがありません。
果ては税理士や行政書士の資格もあれば有利かなとなってしまいますよね。
資格取得に時間を費やすのであれば、その時間で現物を見て、融資相談で銀行に行くなど、実践を通して体得する方が大切です。
そして、現場で分からない事を、専門家に聞くなり、調べるなりした方がよいでしょう。
不動産投資に関わる資格については理解しておこう
自分で資格を取得しないとしても、資格保有者の特徴と何を教えてもらえるかは理解しておいた方がいいですね。
そこで、不動産に関する資格保有者の特徴をサッと確認していきましょう。
1.宅地建物取引士
不動産取引に関して、専門性の高い資格になります。
宅建は不動産業界で仕事をしている人が優先的に取得している資格なんですね。
宅建がある事によって、
・重要事項説明書の記名・押印
・重要事項の説明
こういった、業務ができるようになります。
宅建がないと契約行為ができない訳なので、重要度が高いんですね。
また、宅建業者は5人に1人の割合で、宅建士を置く必要がある為、雇う側の不動産業者も宅建の資格保有者を採用したがる訳です。
不動産投資だけでなく、不動産業界で働きたいと考えてるのであれば、最優先で取得しておいて良いと思います。
宅地建物取引士の合格率は15%~18%ほど、経験の有無にもよりますが、300時間前後の勉強で合格できると言われていますね。
宅地建物取引士合格率:http://www.retio.or.jp/exam/pdf/result.pdf
合格率を見ると低く感じるかもですが、他の税理士、弁護士という士業の資格に比べれば取得しやすいです。
宅建の試験は年に1回開催され、毎年10月になります。
私は5月に参考書と過去問を買って、6月から本格的にカフェで勉強、通勤中に音声学習して、何とか1発合格をできました。
サラリーマンが仕事しながら宅建に合格するというのは、効率よくやればできますので、機会があれば記事にまとめようと思ってます。
2.FP(ファイナンシャルプランナー)
FPとはファイナンシャルプランナーの事で、主に個人、法人の資産運用のアドバイスをしてくれる方です。
・ライフプランの立て方や考え方
・住宅ローン、保険などの収支状況の見直し
家計の収支バランスを見直して、理想のライフプランをたてるアドバイスをしてくれますね。
FPに関しては、ジャンルが幅広いです。
仕事に活用している人は、全てに詳しいというより、相続に強いとか、保険関係に詳しいという方が多いでしょう。
不動産売買や不動産投資に関して経験が乏しいFPに不動産投資の相談をしても、利回りや税金、修繕金の積み立てや減価償却について、全く分からないという場合もあります。
できれば、不動産に詳しいFP、理想は不動産投資をしている、もしくは担当しているFP保持者がいれば、アドバイスを受けてもいいと思います。
3.不動産鑑定士
不動産鑑定士は、不動産の鑑定評価を行うことができ、固定資産税の鑑定評価などの重要な調査が、不動産鑑定士によって行われています。
不動産投資をする上で、不動産の適正な評価価格を知る事は、投資対使用の見極めや銀行融資において重要になります。
一般的な不動産売買で関わる事は少ないですが、不動産の公的な価格を算出する際に、ほとんど関わる資格になりますので、ほぼ購入を確定している物件があれば、事前に調べてもらうのも良いかもしれません。
4.ホームインスペクター
ホームインスペクターとは住宅を診断し、欠陥や修繕費に関するアドバイスができる専門になります。
不動産投資でも人気のある中古戸建を対象に考えているのであれば、お世話になる事も多いと思います。
中古戸建を購入する際のリスクとして欠陥住宅を買ってしまう事がありますね。
また、中古戸建の場合、瑕疵担保責任がない場合も多いので、購入後に欠陥が見つかった場合、その修繕やリフォームは自己資金で行う必要があります。
ホームインスペクターは第三者として住宅の問題を調べてくれるので、今、ホットな資格の1つだと思いますね。
今後、人口減少によって新築物件よりも中古物件のリフォーム産業が活性化しそうなので、ホームインスペクターの需要も高まるのではないかと。
ぜひ、優秀なホームインスペクターとの繋がりが欲しいですね。
知識を身に着けるために行動しよう
不動産投資をする事で、利益を得たいのであれば、資格取得よりも、不動産投資に関する書籍を読みましょう。
ポイントは、不動産投資に関する書籍という事です。
当たり前かもしれませんが、不動産に関する書籍は営業、歴史、資格取得と目的は様々です。
不動産投資に関する書籍を厳選して5冊~10冊は読みましょう。
最初はジャンルにこだわらず、不動産投資に関する書籍を幅広く読むことによって、基本的な知識を取得する事ができます。
ある程度の知識がついたら、不動産投資のセミナーに参加するのがおススメです。
書籍だけだと、リアルなコミュニケーションの経験を積むことができません。
不動産投資において、不動産業者、銀行、司法書士、管理会社など対人コミュニケーションが必須になります。
その為、不動産投資を考えている投資家が集まるセミナーに参加して、リアルなつながりを増やしていくのが良いでしょう。
同じ不動産投資仲間ができる事で、モチベーションもあがりますからね。
不動産投資で利益を生むより良い選択かどうか?
人生無駄な事はないと思います。
資格取得も、全く不要な行動であるとは思いません。
ですが、不動産投資をして利益を生むというのが目標であれば、その目標達成の為の、最善の選択かどうかは検討しなくてはなりません。
不動産投資は早く始める事で、時間を味方につける事ができます。
人によって不動産投資で達成したい目標は異なるので、自分の目標達成には、どの選択が最短ルートなのかを考えて行動していきましょう。
不動産投資において知識を得るのは大切ですが、知識を得る事が手段ではなく目的になってしまわないように気をつける必要がありますね。
不動産投資の目的は資格を取得することではなく、実際に不動産投資を行うことによって、資産形成をしていく事にあります。
まずは不動産投資に関する書籍を読み、セミナーに参加するなど行動をした上で、自分にとっての最善を見極める為、一歩目を踏み出していく事をおすすめします。
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